『幸福な人材採用』になるための秘訣 VOL.4「高い報酬は最後の手段にする」


この連載では、

ここに注意すれば

採用する側される側の双方が

「幸福になれる方法」

を書いていきます。

 

第4回

「高い報酬は最後の手段にする」

 

新聞記事などを見ていると

「優秀な人材を確保するために」

賃上げもやむなし、

という表現をよく見ます。

 

違和感を感じます。

 

給料を少しくらいあげたからといって

優秀な人材がそれに魅力を感じることは

ほとんどない。

 

金の切れ目が縁の切れ目

 

海外記事(主にアメリカ)を呼んでいると

「Cultual Fit」つまり企業文化が

自分の望むものなのかどうか重要な

判断基準になっていて、

柔軟な働き方ができる

成長や挑戦の機会が十分ある

ということであり、

もらえるお金は二の次

なのです。

 

かの有名なP・F・ドラッカー博士の

著書にも次の一節があります。

 

「不況期においてさえ、有能な人材は、

挑戦や機会がなく、何かを達成したり

成果をあげたりすることができない

ところにはとどまらない」

「実践する経営者」より

 

ドラッカー博士自身、1930年ごろの

世界恐慌の真っ只中に、高給をもらって

いた仕事を、次の仕事の見込みもない

うちに退職してます。

 

給料はいいが、挑戦や機会が乏しい職場

だったからで、のちに「正しい選択だった」

と振り返っています。

 

賃上げをして高い報酬をちらつかせ、

それにつられて群がってくる人間は、

近い将来、より高い報酬を提示する

ところに尻尾を振って去っていく。

 

カネの切れ目が縁の切れ目になる。