この連載では、人材採用に関する
海外英文記事を毎日読んでいて
学んだことを、みなさんとシェア
していくものです。
第7回は
「マーケティングスキルが必須になる」
です。
顧客からスタートする
かの有名な経営学者ピーター・ドラッカーは
「企業の目的は顧客の創造である」と
簡潔に表現しました。
そして、マーケティングの目的は
「顧客のニーズを満たすことである」
と喝破しています。
つまり、顧客のニーズをつかみ、顧客が
「価値あり」とするものを提供して初めて、
顧客がその企業や組織の商品・サービスに
お金を出してくれるわけです。
では、採用担当者にとっての「顧客」
である求職者のニーズとは何でしょうか?
どのようにすれば、そのニーズを満たす
ことができるのでしょうか?
あなたの会社の求人が、求職者にとって
「価値あるもの」と認識してもらうには
なにが必要なのでしょうか?
これらの問いに答えるためには
マーケティングを行い、求職者に訊き、
試行錯誤することが必要になります。
採用担当者として、書類選考の仕方や
優秀な人材を見抜く面接のやり方を
学ぶことももちろん重要です。
しかしその前に、あなたの会社が
採用したいと候補者を、もっと言えば
あなたの会社や組織で働きたいと本気で
考えている候補者を見つけ、連れてくる
スキルが必要です。
それが、マーケティングの知識なのです。