なぜ多くの人が面接を受けるのを
嫌がるのでしょうか?
面接を受けるのが好きだ、楽しくて
仕方がないという人に、
私は会ったことが在りませんが、
あなたは会ったことはありますか?
私は、はっきり言って
もう2度と採用面接は受けたくない
です。
転職を4回経験し、新卒時も含めれば
300回以上の面接を受けてきましたので、
面接に「慣れ」てはいますが、
何度やっても好きになれる
ものではありません。
多くの人が面接を嫌う理由、
それは
「自分のことを否定されるから」
ではないでしょうか。
逆に
大枚はたいてキャバクラや
ホストクラブに通う人が後を絶たないのは
自分を否定されないから。
お店に行けば、あなたが
愚痴をこぼそうが、
上司の悪口を言おうが、
あなたに非がある話だろうが、
何を話したとしても
ホストやホステスさんは
否定しないばかりか、
「今のままのあなたでいいよ!」
「君は悪くないよ」
「うんうん、つらかったよね」
「そうなんだ、すごいですね!」
など、人間が持つ
承認欲求を満たすように
話を聴いて、そして
肯定してくれる
ではないでしょうか。
採用面接でホストやホステスさんと
同じようにすることは難しいですし、
その必要もありません。
面接官が話を聴くのは評価するためで
あって、お金をもらうためではない
からです。目的が違う。
候補者を「敬う」
候補者が触れられたくない質問を
することも時には必要ですし、
答えに納得できなければさらに
突っ込んで質問もしなければ
ならない。
しかし、どんな面接をしたとしても、
候補者が「自分を否定された」と感じ、
不快に思うようなことを避ける方法が
あります。
それは、
候補者を敬う気持ちを
もって接する
ことです。
そもそも、
候補者を面接に呼んだのは、
書類選考でレジュメを見て
候補者の経歴やスキルを
認めたから、のはずです。
なのに、面接では候補者のことを
否定するような質問ばかりして、
態度で接して、挙句の果てには
理由も示さず「お祈りメール」で
不採用通知をする。
候補者を敬う気持ちを忘れずに
面接をすれば、候補者にも
伝わります。
具体的にはどうすればいいか?
ホスト、ホステスさんは、
たとえお金のためとはいえ
「来てくれてありがとー!」
と言うでしょう?
同じように、候補者が面接に来てくれた
ことに、まず感謝を示しましょう。
まずはそこから始めてみては
どうでしょうか?