学びと交流がビジネスを加速する Vol.3「はぐれ者になる」


すべての働く人にとって

「学びと交流」がこれほど

重要になった時代はありません。

 

組織の外に目を向ける必要性に

気付いているすべての人に

贈る連載です。

 

第三回は

「はぐれ者になる」

です。

 

写真NGの理由

 

読書会を主催しているのですが、

開催レポートに掲載するために

読書会の様子を写真に撮らせてもらい、

参加後のアンケートにもお答え

いただけるようお願いしています。

 

その時、写真に顔が映るのがNGで

あったり、アンケート内容の掲載時に

実名NGであったりする方が、

結構な割合でおられます。

 

おそらく、所属している組織内で

読書会に参加していることを知られ

たくないということだと思います。

 

しかし、何が問題なのでしょうか?

勤務時間以外で、組織の外で何を

しているか。それを知られることに

何か問題でもあるのでしょうか。

何も言われる筋合いはないのでは?

 

「勤務時間以外のことも組織内での

評価につながる」

「目立つようなことをしてにらまれたり

することを、あえてする必要はない」

 

そのように考えてのことかもしれませんが、

その発想自体が、組織という鎖に

自らを縛る行為ではないでしょうか?

 

みんなと違うことが恥ずかしい?

 

組織は、いざという時にあなたを

守ってはくれないものです。

 

業績が悪くなれば、組織を守るため

という口実の下に、社員の首をある日

突然、しかも簡単に切ります。

 

いつまでたっても派遣社員のままにし、

正式採用しなければならないという

法律ができたとたんに、契約を切ります。

 

長時間労働で社員が過労死しようと、

うつ病で働けなくなったとしても

責任を取ろうとしません。

 

こんな組織のために、なにを遠慮する

必要があるでしょうか?

組織のほうも、組織に頼り切りになり、

他の手段で生きていくことなどできない

社員を持つリスクに気付き始めています。

 

一枚の給与明細をなくすだけで、次の日から

路頭に迷うしかない社員はお荷物なのです。

副業を認める組織が増え始めている理由も

ここにある。

 

組織にいてるうちから「はぐれ者に」なり、

他とは違う発想と活動をしておき、いざと

いう時に備えてくこと。

 

そのためにはまず横並び意識をなくすこと。

「みんなと一緒であることは恥」くらいに

思うことです。

 

違うことをするのに不安など抱かない。

そんな気持ちをまずは大切にして、

初めの一歩を踏み出してください。

 


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