好きこそものの上手なれ
【意味】
どんなことであっても、
人は好きなものに対しては
熱心に努力するので上達が早い
転職しようとする人が直面する問題が
「好きだけど得意じゃない仕事」
「嫌いだけど得意な仕事」
どちらの仕事を転職先に求めるか?
というものがあります。
しかし、そのことが完全には
解決しないまま面接にきている
応募者がいます。
新卒時は「好きなこと」「やりたいこと」が
できる仕事に就こうとします。
それに成功して意気込んでいても、
仕事としてやると案外つまらなかったり、
向いてなかったり。
そういうことはよくあります。
かの有名な経済学者ドラッカーも
「最初の仕事はくじ引きのようなもの」
と言っています。
「好きなことを仕事にするのは
幸せなのか?」
よく雑誌等でも問いかけられる
質問ですが、]
「幸せかどうか?」よりも、
「プロの仕事ができるか?」の
ほうがずっと重要でしょう。
報酬は成果に対して支払われるもので、
仕事に対する愛情がいくらあっても
プロの仕事でなければ報酬は得られない。
何年か仕事をやってみて、自分の
「好きだけど得意じゃない仕事」
「嫌いだけど得意な仕事」
はわかったはずです。
中途採用では、候補者が入社後に
する仕事は決まっています。
営業職で採用した人に経理をしてもらう
なんてことはありえません。
しかし、応募者が書いたレジュメ
(履歴書・職務経歴書)を見ると、
明らかに他に得意なことがあるのに
違う職種で応募している人がいます。
はっきり言うと、そんな迷っている
ような人を相手にする暇はありません。
採用面接では、すでにスキルや
実績はそこに在り、創られたものが
存在しています。採用面接はそれを
評価し、採用するかどうかを決める場です。
厳しいようですが、目の前の候補者が
どんな仕事に向いているかを
決める場ではないのです。
自分探しなら他所でやるべきです。