ことわざで学ぶ採用面接 第7回「急がば回れ」


急がば回れ

 

【意味】

急いで物事をなしとげようとするときは、

危険を含む近道を行くよりも、

安全確実な遠回りを行くほうが

かえって得策だということ。

 

応募者をたくさん集め、

採用面接を数多く行い、

内定を数多く出す。

そうすればそれだけ

入社が決定する人数も増える。

 

実はこれ、多くの採用担当者が

陥りがちな「思い込み」です。

 

当たりくじの入っていない抽選箱から

くじを引いても、当たりが出ることは

ありません。

 

それと同じで、いくら応募者が多くても

面接を数多くこなそうと、内定者が多く

いても、入社に至るかどうかとは

まったく関連性はありません。

 

数を追っているにすぎず、

むしろ、危険なことです。

 

当たりくじのない抽選箱を作ることに

時間とコストをかけているだけなら、

それは成果の上がらない作業と同じ。

 

忙しく仕事をしているようで、実際は

単なる時間の浪費です。

 

応募者の数も、面接の数も、内定者数も、

重要なことではありません。

それよりも、本当に入社してもらうに

値する人がリストの中にいるかどうかに

常に気を配りましょう。

 


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