採用面接では多かれ少なかれ、
候補者は誇張した話をし、
嘘をつき通そうとします。
それらをささいな言動から見抜くのに
注目したいポイントを語るシリーズ。
第3回は「帰り際の動作が遅い」です。
レジや銀行のATMの前で・・・
こんな人に遭遇して、イライラした
経験はありませんか?
受け取るお釣りや引き出したお金は
離れてからしまえばいいのに、
その場で財布に入れて、さらに
その財布をかばんにしまってから
しか動かない人!
周りのことを考えない行動にすごく
イライラしますよね。
面接終了時に・・・
採用面接でも、同じようなことをする
候補者がいます。
こちらは席を立っているのに、
出していたメモや筆記用具をかばんに
きっちりしまってからでないと席を
立とうとしない候補者。
冬場だったら、着てきたコートの
ボタンをきっちり上から下まで
止めてからでないと動こうと
しない候補者もいます。
時間は最大の資源という意識
これらの行動、相手を待たせてまで
しなければならない行動ではない。
「待たせている!」ということに
気づいたら、たとえかばんにしっかり
しまわなくても、コートを羽織れない
ままでもとにかく早く辞去することは
できるはずです。
そこに、気が回らないのですね。
たとえ少しの時間であっても、相手の
時間を無駄にさせてしまう行為は
すべきではない。もしお客様の会社への
訪問時にもこんなことをするのだと
思ったら、怖くて採用できません。
ビジネスにとって、時間はなににも
代えがたい貴重な資源です。
そのことをわかっていない候補者は、
どんなにレジュメ(履歴書・職務経歴書)が
素晴らしく、面接中の受け答えに問題が
なかったとしても、採用できないですね。
改善策:
不採用になる候補者はありますが、
本人の今後のためにも
指摘してあげましょう。