この連載では、ベストセラー
「LIFE SHIFT」が提唱する
人生100年時代に
「組織が人材を採用する」
ことはどのように変わって
いくか、について考えます。
第9回は
「AIとどう付き合う?」
です。
面接もすべてAIが行う?
すでに書類選考はAIを
導入して行っている企業が
あります。
ほとんどの企業で実施されている
適性検査も、AIの発達によって
どんどん進化していくでしょう。
現時点でも「採用してはいけない人」
をあぶりだすことができると
謳っている適性検査があります。
将来的には、面接もAIに
判断してもらうほうが正確に
人物を評価できる、という
時代が来るのかもしれません。
人生100年時代の働き方は、
まずはAIの面接を突破する
ことを考えるところから
スタートするのでしょうか?
しかし、そればかりでは
ありません。
たとえ人間による面接のほうが
良いということになっても
別の問題が生じるのではない
でしょうか。
人生100年時代になると
多くの人が一生のうちで
50年~60年間も働くことに
なりそうです。
そうすると、20代の人が
80代の人の面接を行うことも
珍しくなくなります。
これだけ世代の差があると、
どんなに経験を積んでいても、
相手のことを判断することすら
できないのではないでしょうか。
生きてきた時代も価値観も、
現在の20代と80代との
違いよりも大きくなっている
ことが予想されます。
そのために、ある一定以上の
年齢差がある場合にはAIの
面接を行わなければならないと
いう法律ができるかもしれない。
現在でも、アメリカでは、
年齢、性別、人種による差別を
なくすために、レジュメには
名前・年齢・写真を載せません。
面接も、これらの情報がわから
ないようにしたうえで行われる。
人生100年時代には、偏見を
なくす採用のためにAIが
使われるようになる。
まずはAIとの対決を
すべての人が余儀なくされる
のかもしれない。
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