この連載では、あなたの会社の発展に貢献し
「成果を出す」人材を採用するための
面接のやり方について書いていきます。
第7回は
「好き嫌いも立派な採用基準」
です。
好き嫌いはどうにもならない
採用した人とは一緒に同じ職場で
働くことになります。
その人の能力や性格が
どうしても好きになれなくても
一緒に働かなくてはいけない
のでしょうか?
どんなに多くの人に好かれていても
自分は好きになれない人というのは
存在します。
逆に、多くの人に評判が悪くても、
自分は好感を持てる人物というもの
があります。
どうしても好きになれない人とは
一緒に働けない。たとえどんなに
高いスキルを持っていようと、
人格者であろうとも。
それはいかんともしがたいものです。
NASAも最後は好き嫌いで決めている
NASAも宇宙飛行士の最終面接は、
現役の宇宙飛行士が面接官となって
行われます。
そのときの判断基準はただ一つ。
「目の前の候補者を好きになれるか」
なのです。
一見すれば自分勝手で得不尽とも
考えられる採用基準です。
しかし、宇宙船という狭い空間で
長期間一緒に命を懸けた仕事をする
仲間を好きになれるかどうか。
非常に重要な問題ですから、
当然の選択と言えるでしょう。
NASAに限らず、長期間一緒に
働く相手を選ぶのが採用面接です。
ならば、好き嫌いも立派な採用基準です。
臆することなく、自分の正直な気持ちに
素直になって、好きになれない相手は
不採用にしましょう。