この連載では、面接に呼んだなら
必ず確認すべき候補者の「特性」
について書きます。
入社前に見つけて、会社に害を
与えることを水際で防ぎましょう。
第2回は
「読書シナイ」
「貧乏人の家には大きなテレビがあり、
お金持ちの家には大きな本棚がある」
真偽のほどはわかりません。
しかし、成功者と言われている
人の多くは「読書家」であるのは
間違いありません。
ビル・ゲイツ
ウォーレン・バフェット
マーク・ザッカーバーグ
イーロン・マスク
・・・
読書家で有名な成功者は
枚挙にいとまがない。
一説には、成功した起業家と
一般的なサラリーマンとの
読書量は300倍違う。
サラリーマンの47%は
月に一冊も本を読んでいない。
読んでいるという人も数冊に
過ぎない。
日経新聞を毎日読んでいる?
それは社会人なら当然のこと。
毎朝、顔を洗い歯を磨くのと
大差ない、だれもがやっている
ことであり当たり前のこと。
採用面接で質問することじゃない。
読書なんかしたって・・・
私が読書を薦めると、
こう言って反論する人が多い。
本なんか読んだって、
実生活に役に立ったこと
なんか、なーんにもないよ。
居酒屋でたまたま隣にいた
人に聞いた話とか、
キャバクラでも行ったほうが
よっぽどタメになる話がきける。
中には
「マンガのほうがビジネス書
よりも内容が濃いものが多い」
という人もいます。
キャバクラもマンガも、否定する
気は全然ないです。そこにも
学ぶべき多くのことがあることは
間違いないと思います。
問題なのは、なぜ読書を否定するのか、
その理由です。
「人はウソをつくときに
右上に視線が行く」ことを
読書をしたことで知るか、
キャバクラのキャストさんから
聞いて知るかで、何か違いが
あるのでしょうか?
キャバクラもマンガも、自分が
知らない世界、経験したことの
ないこと、新しい考え方や
知識を提供してくれるという
点では、読書と変わりないのでは
ないでしょうか?
多くの成功者が読書家なのは
知っているが、それだけじゃ
なく特別の才能があの人達
にはあるからじゃないのか?
自分は違うから・・・
そう言っているうちは、
変わらないままです。
成功者のようにはなれなくても、
そういわれているのなら、
試してみようか?
そういう「実行力」があるかないか、
違いはただそれだけです。