この連載では、面接に呼んだなら
必ず確認すべき候補者の「特性」
について書きます。
入社前に見つけて、会社に害を
与えることを水際で防ぎましょう。
第6回は
「考えさせてクダサイ」
面接が終わって「入社してほしい」と
思う候補者には内定通知をして、
入社条件を書面で提示して、
回答期限をつけて返答待ちをします。
採用担当者にとって一番の山場であり、
これまでの苦労が報われるかそうでないかが
決まる時間でもありますが・・・
すでに勝負はついています。
面接の段階で、給与等の希望条件に
ついては訊いていますね?
それを超える条件を提示している
場合なら、候補者に断る理由はない。
条件提示した瞬間に即決しても
おかしくないでしょう?
しかし、一向に返答はない。
期限切れが迫ってきて返答を促しても
「もう少し考えさせてください」
という答え。
この時点で、すっぱりと諦めましょう。
「返答期限は延ばせません、過ぎた時点で
内定は辞退したものとみなします」と、
冷静に伝えることが上策です。
応じてはいけません。
他社と天秤に掛けているか。
単に決断力がないだけか。
条件に不満があるのか。
そもそも入社する気がないのか。
いろいろ理由は考えられますが、
いずれにせよ、いくら考えて
もらったところで結論を出すことは
その候補者にはできません。
採用担当者であるあなたの時間は
限られています。
優柔不断な候補者に付き合って
浪費する時間はないのです。
さっさと「つぎ行ってみよう!」です。