会社の未来のために「人材採用」が
最も重要だと考えるすべての方へ。
人材採用=「会社の未来」を採用すること
そう考えるだけでなく行動に移すために
必須の「4つの原則」について連載します。
第一原則【分析する】
Vol.1「代替案を探す」後編
前編では
「人材採用は最後の手段にすべき」で、
そのためには
「克服すべき課題を解決するためには
人材採用より他に道がない」
「代替案がないかどうかすべて検討した」
ことが必要だと書きました。
後編では、人材採用にとって代わる
「代替案がないか」を探すための
5つの質問を提案します。
①もし採用しなかったら何が起こるか?
今よりも状況が悪化するのなら、手を
打たなければなりません。
取り返しのつかない事態になることが
予想されるなら、なおさらです。
しかし、人材採用も失敗すれば
取り返しのつかない事態になるという
点では同じです。
どちらのリスクのほうを取りますか?
②人事異動で対応できないか?
社員には得意分野があるものです。
これから募集しようとしている職種の
仕事を「やりたい」と手を挙げている社員は
いませんか?
あなたの知らない、社員の強みや
スキルを活かすことはできないでしょうか?
③アウトソーシングできないか?
社内で抱えている業務を外部の専門業者の
手に渡すことはできないでしょうか?
専門業者でなくても、個人やフリーランサー、
クラウドワーカーに発注できる業務はない
でしょうか?
④担当業務見直しの機会ではないか?
現在いる社員が担当している業務を見直し、
「前例に従って続けているだけの業務」
「すでに必要がなくなっている業務」
「誰も活用していない業務」など
廃棄できる業務を廃棄し、社員の手を
空けることはできないでしょうか?
⑤お金や時間など何も制限がないとしても
「人材採用」より他に手段がないか?
予新たなITシステムの導入や設備投資など、
予算や導入にかかる時間など諸般の事情で
「実行できていないこと」が、それらの
制限がなにもなくなって実行することが
できるとします。
それにより、効率化、省力化、省人化を
図ることができますが、それでもなお
人材採用が必要でしょうか?
以上、5つの質問を経て初めて
人材採用に着手することが重要です。
「人が辞めたから」
「現場からの要望だから」
「人を増やさないと業績はあがらない」
すべて思い込みです。
まず、本当にそうなのかどうか分析しましょう。
そのために、この5つの質問を役立ててください。