会社の未来のために「人材採用」が
最も重要だと考えるすべての方へ。
人材採用=「会社の未来」を採用すること
そう考えるだけでなく行動に移すために
必須の「4つの原則」について連載します。
第二原則【プロセス設定】
Vol.2「候補者をもてなす」後編その3
前編では、採用活動は候補者を
「おもてなし」することであり、
そうしなかった場合には
企業の評判を落とし
敵を作る愚行をおかす
ことだと書きました。
後編その1では、募集時のこと。
問い合わせ先を明示することと、
問い合わせ担当者の重要性
について書きました。
後編その2では
「応募~面接まで」のこと。
候補者とはメール中心での連絡を
取ることと、メール返信は必ず
24時間以内の対応をすること、
そして面接日時は夜遅くと
土日は避けるべきことを書きました。
今回は③面接当日の「おもてなし」
についてです。
候補者を出迎える
受付に人がいる会社は
ほとんど見かけなくなりました。
来客に対しては、エントランスに
受付の電話が置いてあるだけ。
なんとも味気ない。
面接日時の5分ほど前から
エントランスで候補者を出迎える
ことをオススメします。
想像してみてください。
重要取引先の社長が来社すると
なったら、受付の電話だけで
対応しますか?
約束の時間の少し前には
受付に立って、出迎えるのでは
ないでしょうか?
候補者を最重要顧客と
同じように遇すること。
これが重要です。
あってはならない「遅刻」
面接日時に、たとえ1分でも
遅刻するなど絶対にありえません。
最重要顧客との商談に遅刻する
ことなどありえないでしょう。
もしそんなことをしたら取引が
消滅してしまうかもしれません。
それと同じです。
遅刻は、相手のことを軽んじて
いるからこそできる行為です。
候補者との面接に遅刻すると
いうことは、その面接を軽く
見ていると解釈されても文句は
言えない。
私が応募者の立場だったら、
面接時間を過ぎても面接官が
来なかったら、その場を
立ち去ります。
実際にそうしたこともあります。
「なんだか今日はバタバタして」
「急な来客、会議があってね」
「前の仕事が長引いて」
遅刻してきた面接官が私の前で
した「言い訳」の一部です。
どれも言い訳にすらなっていない。
「あんたとの面接よりも
大事な仕事があったんだ、
大目に見てくれよ」
と言っているに過ぎない。
黙って深く謝罪すればいい
だけのことです。
候補者を5分前から受付に立って
出迎えることをしていれば、
遅刻なんて簡単に防止できます。
次回は④面接後のおもてなしに
ついてです。