会社の未来のために「人材採用」が
最も重要だと考えるすべての方へ。
人材採用=「会社の未来」を採用すること
そう考えるだけでなく行動に移すために
必須の「4つの原則」について連載します。
第二原則【プロセス設定】
Vol.2「候補者をもてなす」後編その5
前編では、採用活動は候補者を
「おもてなし」することであり、
そうしなかった場合には
企業の評判を落とし
敵を作る愚行をおかす
ことだと書きました。
後編その1では、募集時のこと。
問い合わせ先を明示することと、
問い合わせ担当者の重要性
について書きました。
後編その2では
「応募~面接まで」のこと。
候補者とはメール中心での連絡を
取ることと、メール返信は必ず
24時間以内の対応をすること、
そして面接日時は夜遅くと
土日は避けるべきことを書きました。
後編その3は
面接当日の「おもてなし」。
候補者を受付で出迎えること、
候補者を最重要顧客と同じように
遇することの重要性について
書きました。
後編その4の面接後では
面接結果の通知を「お祈りメール」
だけで済まさず、きちんと
理由を書き添えて行うことの
重要性について書きました。
いよいよ最終段階
「内定~入社まで」
です。
返答期限は延ばさない
候補者との関係は対等です。
しかしこのご時世ですから
候補者の立場のほうが強く
なっています。
内定を出してもなかなか
入社までは至らず「内定辞退」
ということは少なくないでしょう。
だからといって、
内定を受諾するかの返答期限を
延ばしてはいけません。
期限切れ=内定辞退とみなす
ことを原則として譲らない。
返答期限は、その候補者との間で
交わした約束です。
約束を守らない相手に対して
譲歩すれば足元を見られます。
足元を見られたら最後、
候補者から年収額のアップなど
新たな要求が来る。
要求にカンタンに応じないことは
交渉ごとにおいて何よりも重要な
ことです。
入社後のサポートは万全に
めでたく内定が受諾され
入社が決まっても、
気を抜いてはいけません。
入社後のサポートをおろそかに
すれば、早期退職につながります。
デスク、パソコン、携帯電話、名刺、制服、
文房具などのこまごました準備物は漏れなく
用意します。
この点がおろそかにされることが
意外と多い。
初日から本格的な仕事をすることはない
かもしれませんが、これらの細かい備品が
揃っていないと「歓迎されていない」という
印象を与えてしまいます。
入社する人が関わることになるであろう
社員との挨拶の時間、必要なら幹部への
挨拶も手配しておきましょう。
会社を挙げて「あなたを歓迎します」という
メッセージを送りましょう。