会社の未来のために「人材採用」が
最も重要だと考えるすべての方へ。
人材採用=「会社の未来」を採用すること
そう考えるだけでなく行動に移すために
必須の「4つの原則」について連載します。
第三原則【実践と管理】
Vol.3「候補者管理マニュアル」
Vol.2では、面接マニュアル作成のために
3つのプロセスを提示しました。
Vol.3では、候補者管理マニュアルとして
採用候補者のリストをいかに管理して、
採用活動に役立てるかについて解説します。
面接待ちリストではない
採用候補者のリストにある名前は、
「すでに面接が終わった人」と、
「これから面接をする人」が
載っているだけのものではありません。
これから年単位で、採用候補者として、
あなたの会社がアプローチしていく
対象となるリストだと考えてください。
面接が終わり条件を満たしていない人、
あなたの会社に興味がない人などを
「採用しない人」に分類し、その後は
一切連絡を取ることはない。
それが、多くの会社がやっていることです。
あまりにももったいないと思いませんか?
採用候補としてリスト化するまでに、
どのくらいの時間とコストがかかって
いるでしょう?
求人広告に応募してきたにせよ、
合同説明会でブースに来たにせよ、
候補者一人を獲得するためには
安くないお金が掛かっています。
おそらく数万円以上になる。
それを「採用しない人」として、
片づけてしまっていいのでしょうか?
「採用しなかった人」を活用する
採用しなかった人は、未来永劫、
採用対象になりえないでしょうか?
数年後には見違えるほど成長して
いるかもしれません。
今は転職を考えていなくても、
いつタイミングが来るかわかりません。
自分は転職しないが、友人や知り合いに
ふさわしい人がいるからと、紹介者に
なってくれるかもしれない。
採用という点では縁がなくても、
将来の顧客になるかもしませんし、
取引先の担当者になるかもしれない。
採用候補リストは、いわば会社の
未来を占うリストであると言えます。
名前を書き込んでは消していくだけの
リストではありません。