たとえまったく読書をしなかった
としても人生を変えることは
できるでしょう。
しかし、確実に人生を変えたければ
読書をするのが最速です。
教えてもらうのに慣れすぎ
学ぶことに関して、小さいころから
学校に通い、塾にも通って偏差値競争。
試験では正しい答えを書くことが
求められ、他の解釈や考えをすると
修正されてしまい評価されること
はない。
先生から、正しい答えを教えてもらい、
それにひたすら倣う。
本来は「習う」であるべきなのに、
正解という基準に「倣う」こと
ばかり憶えてしまう。
教えてもらうことに慣れすぎ、
自分で学ぶ方法を獲得する
機会が得にくい。
あなたの意見は?
読書をすることに関して、これが
唯一の「正しい」ということは
何もありません。
本を読んで、書かれていることに
対してどんな解釈をするか、
共感するのか、それとも批判するのか。
すべて自由です。
著者が主張していることが正しいのか
間違っているのか。
それを確かめるために他の著者が書いた
本に当たり、対立していたり違う考え方に
触れて、自分なりの思索を深めていく。
そのプロセスこそ、教えてもらう
ことでは決して得ることのできない
「学び」ではないでしょうか。
読書を知識獲得につなげるには
正反対であったり、似ていたり、
全く新しい見方であったり。
そんな多様な主張や意見に触れるために、
多くの読書をすることです。
そして、時にはまったくジャンルの違う
本を読んでみることです。
1人の意見を聴くだけ結審する裁判が
ないのと同じです。原告被告双方の
意見を聴いてからでないと判決は
出せません。
読書を知識やスキル獲得に変える方法を
知っていれば、大学や専門の学校に
通っているのと変わらない効果が
見込めます。
逆に言えば、自分で知識を獲得する
方法を知らなければ、お金を出して
教えてもらっても身につかない。