人材採用をするのに欠かせない
「不可欠な要素」ともいえる
プロセスがいくつか存在します。
この連載では、もしそれができない
としたら、他にどんなアプローチが
可能かを考えます。
今回は
募集をかけないとしたら
を考えます。
応募がない!
2018年も、2017年に続いて
採用難、人材難、人手不足は続く。
採用したくても人がいない。
採用したとしてもすぐに
辞められる。
だからつねに募集をしなくては
ならない。そんな状況が続く。
人を採用しようとすれば、まずは
転職サイトや雑誌、人材紹介会社など
いわゆる「媒体」に求人を載せる。
それが第一選択でしょう。
掲載費用は相手の言い値に従う
ほかはなく、決して安くはない。
安い掲載費用の媒体もあるが、
それなりの人しか集まらない。
人材を募集するにも、安くない
お金がかかります。しかも、
応募が何件あろうと費用は
変わらない。
にも関わらず、下手をすれば
応募がなく、ゼロということ
だってありうる。
応募がない企業の末路
せっかくお金をかけて求人を載せる
のに、応募がゼロ――
そんな「悪夢」をなんとしても
避けたい。お金を無駄にしたくない。
そう考えた企業が次にすることは、
応募ゼロにならないように
「アメ」で釣ること。
「休みが多くて高収入」
「福利厚生充実」
「転勤なし」
「ノルマ無し」
「入社祝い金ウン十万」
これらのワードが溢れた
求人を作ることになります。
それでも応募がないのか、ついには
「応募のハードルを下げる」
ために・・・
「履歴書不要」
「土日祝面接可」
「あなたの街で面接」
とことん、応募者におもねる
ことばかりを考え出します。
本当に採用したい?
はたして、ここまでして応募を
集めることがそれほど重要
なのでしょうか?
こうまでして集まった応募は、
アメに釣られただけのことで、
あなたの会社を気に入った
訳ではないのでは?
もっと甘いアメを見つけたら、
簡単になびく集団なのでは
ないですか?
そんな集団を、お金をかけて
集めたいのですか?
採用したいのですか?
何とかして応募を集めるという
考えをやめたら、もっといい
方法があると考えてみては
いかがでしょう?
次回は、その方法について
考えていきます。