人材採用をするのに欠かせない
「不可欠な要素」がいくつか
存在します。
この連載では、もしそれができない
としたら、他にどんなアプローチが
可能かを考えます。
今回は
採用担当がいなかったら
を考えます。
「専任」はいないのが普通
多くの組織では、採用業務だけを
行う「専任担当者」はいない
のが普通です。
毎年数百人規模を採用する大企業でも
ない限り、採用担当者は同時に
人事担当として他の業務も
行っている。
人事担当と一言でいっても、非常に
幅広い業務を担当しています。
採用業務のほかにも、社員研修、
給与計算や社会保険の手続き、
人事評価、労務など・・・
他にもたくさんあります。
加えて、組織によってどこまでが
人事の仕事であるかも様々で、
はっきりとした線引きができる
ことは少ない。
日本の99.9%を占める中小企業では、
総務部が人事機能も担い、その流れで
採用担当もしているというのが実態。
規模の小さな組織になればなるほど、
他部署の担当ではない仕事が自動的に
総務部門の仕事になっている
のではないでしょうか。
採用業務は「割に合わない」
こうして、人事担当者は採用業務
だけに集中できる環境には
ありません。
しかし、人材難、採用難のこの時代、
採用業務に以前よりも時間をかける
必要がでてきています。
そうしなければ、採用することすら
ままならない。
人事担当者にとって、採用業務は
厄介なものになっていますが、
それ以上に、専任ではない
人事担当者にとって、
採用業務は力を入れて行う
モチベーションに乏しい業務
です。
なぜなら・・・
続きは次回。