人事部門の生産性を向上するには Vol.4「学び続ける」前編


労働の生産性を向上させることが

人手不足の解消には不可欠です。

それは人事担当者も例外ではありません。

 

この連載では、

人事部門の生産性向上を目指す

ために必要なことを提言します。

 

四つ目は

「学び続ける」

です。

 

学び続けない人事はいらない

 

テクノロジーの進化と社会の変化。

これらは両輪のごとく深く結びつき、

そのスピードはどんどん加速しています。

 

いまや年単位ではなく月単位での

技術革新や社会変革が起きる時代。

今のトレンドが数か月後には化石に

なっていてもおかしくない。

 

働く人が持つ知識やスキルも同じ。

学校で学んだ知識で仕事ができる時間が

どんどん短くなっています。

 

仕事を続けるためには新しい知識を

手に入れなければならない。

そのための学びが欠かせなくなっています。

 

しかも自分の力で自分に投資し、

自分を鍛える必要があるのです。

 

釣った魚に餌をやらない

 

組織がそこで働く人のために費やす

投資は非常に限られており、

ピークだった1991年の水準の

2割弱にまで減っている。

 

これだけ人手不足だ、採用難だと

言っていても、組織は働く人の

要請に応えるどころか理解

しようとすらしていない。

 

一度釣った魚には餌をやらない、

つまり人材投資のために資金を

使っていないことがその証です。

 

働く人は、組織に「生活の糧」を保証

することを要求していません。

成長の機会を要請しているのです。

 

しかし組織にその要請に答える気は

まったくないらしい。相変わらず

優秀な人材の確保のために

給与や福利厚生を良くすることしか

思い浮かばない。

 

賃上げや柔軟な働き方を提供すること。

それはそれで結構なのですが、どうも

核心をついていない。

 

人事担当者はそんな組織の態度を

肯定する手先になってはならない

のです。

 

人事担当こそが学び続け、その意義を

組織内に知らしめることが期待されます。

少ない教育予算をやりくりして、おざなりの

研修プログラムを組み立てることが仕事では

ありません。

 

では、どうすればいいのでしょうか?

それは後編で。