この連載は
主に求人広告で見るフレーズで
「たわごと」と言えるものを
その理由とともに紹介します。
第2回
「高給も可能」
同じ仕事なら・・・
高給がもらえる仕事であると
アピールする求人は多いです。
同じ仕事をするなら給料は
高いほうがいいのは確かですが・・・
求人に書いてある金額は
「もらってる人もいる」という
ことにすぎません。
だから「可能」だと書いてある。
その企業内にいる多くの人が
それくらいをもらっている
「平均値」などでは決してない。
もしかしたら、過去に非常に
優秀な人がいて、その人が
「もらっていたことがある」
ということなのかもしれない。
単なる「瞬間最大風速」なの
かもしれません。
求人の価値を下げる
モデルケースとして
35歳で〇〇万円、40歳で▲▲万円
というのも怪しいもの。
求人をする側からすると、社内でも
そんな金額をもらっている人は
レアケース。ほとんどの人はそんな
金額なんてもらえません。
高給をうたった求人を見るたびに
「まだこんなこと書いてるんだあ」
とあきれてしまいます。
暗に
「高い給料払えば文句ないだろ」
と言っているように私には聞こえます。
お金にフォーカスした求人は
求人の価値を下げます。