求人でよく見る「たわごと」 Vol.11「入社祝い金数十万円」


この連載は

主に求人広告で見るフレーズで

「たわごと」と言えるものを

その理由とともに紹介します。

 

第11回

「入社祝い金数十万円」

 

ボーナスの代わり?

 

入社が決まった人に

「入社祝い金」を出すと求人に

書いている企業が増えています。

 

その金額は数万円というわけでなく、

数十万円ということも珍しくない。

 

この金額になると、大企業並とまでは

いかなくても、中小企業なら十分に

「ボーナス1回分」に相当します。

 

ここまでくればもはや、新しい職場に

行くにあたって

「スーツやカバンを新調したら?」

というレベルではない。

 

もはや「ボーナスの前払い」です。

 

先輩社員に失礼だ

 

入社して一年間ほどは、先輩社員とは違い

ボーナスが満額支払われないことが多い。

試用期間はボーナスの査定期間に含まない

などの内規があるからです。

 

その保証を、まだ入社前でなんの

実績もあげていない人に対して

している、ということと同じです。

 

いくら人材難だからといって、

これはやりすぎです。

 

すでに何年も会社で働き、貢献してきた

社員に対するボーナスと同等か、それ以上の

金額を支払っているということになったら・・?

ばかばかしくてやってられないでしょう。

 

こんなばかげたことはいますぐに

やめるべきです。


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