採用活動のABC Vol.21「Listener」


この連載では、採用活動に関して

重視すべき方針や考え方についての

キーワードを、「いろは」ならぬ

「ABC」に絡めて取り上げ、

解説していきます。

 

第21回

「Listener」

です。

 

傾聴するのは難しい

 

採用面接では面接官が質問し、

候補者が答えていくという

流れで進んでいきますが・・・

 

面接官は質問をしておきながら

回答を聴いていない。

候補者は質問内容を正確に

聴き取れていない。

 

そんな面接が非常に多い。

なぜそうなるのでしょうか。

 

面接官がなおざりに仕事を

しているから?

候補者が聞くに堪えないつまらなく

長い話をしているから?

 

どちらもだと思います。

 

候補者は質問の内容に沿った話を

するべきです。

 

どんな質問をしても

最後は自分のアピールポイントの

話をして終わることは必要ない。

 

「あなたの失敗談を教えてください」

のようなマイナスのことを質問されても、

前向きに対処したことをことさら強調

することも必要ない。

 

質問されたことだけに忠実に答えて

くれればいいのです。

 

面接官も、たとえある程度面接が

進んだところで「もうこの人は

採用できないな・・・」と思っていた

としても、質問したからにはきちんと

話を聴くことです。

 

目の前の人はすでに「採用候補者」

ではないかもしれませんが、

将来の顧客、取引先の担当者、果ては

いつか成長して「再チャレンジ」してくる

人になる可能性もあるのです。

 

特別なことをするわけではない。

話を聴いてあげるだけです。

 

しかし、多くの人は一つしかない口が

先に立ち、二つある耳をうまく使えない。

そのために口が災いの元になる。

 


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