この連載では、採用活動に関して
重視すべき方針や考え方についての
キーワードを、「いろは」ならぬ
「ABC」に絡めて取り上げ、
解説していきます。
第27回は
「Option」
です。
働く人に選択肢を
採用する側が、働く人の求めに
柔軟に応じる姿勢を持ち、
さまざまなオプションを
用意することが重要になっています。
超売り手市場の現在では、
働く人のほうが立場が強い。
働く時間や場所など、都合に
合わせて選択できるように
しないと敬遠されてしまいます。
スキマ時間で働けること。
1時間単位で有給が取れること。
フレックス勤務ができること。
在宅勤務ができること。
さまざまな制度が考えられ、
実行している組織も多い。
そういう組織には人が集まり、
離職率も低くなる。
働く人が本当に求めているのは
高給や休みの多さなのか、
考えてみるべきです。
採用できないのは、離職率が高いのは
組織側が「自分たちの都合」に合う人
だけを探し求めているから、
なのではないでしょうか。