採用活動のABC Vol.36「Story」


この連載では、採用活動に関して

重視すべき方針や考え方についての

キーワードを、「いろは」ならぬ

「ABC」に絡めて取り上げ、

解説していきます。

 

第36回

「Story」

です。

 

ストーリーを語れ。ただし短く。

 

いろいろなセミナーや勉強会に

出ていると自己紹介をする

機会がよくありますが、

話が長い人が必ずといって

いいほどいます。

しかもストーリーがなく、

ただただ長い。

 

放っておくと5分くらい話して

しまう人もザラ。

 

私は読書会を主催していますので、

その点には気を付けています。

(私が長い話を聞きたくないから、

というのもありますが・・・)

 

読書会はまず自己紹介することから

スタートするのですが、そこでの

時間設定は1分。

 

アラームを用意し、1分経過したら

知らせるようにして、長くなることを

防いでいます。

 

いろいろな場所で観察を続けて

わかってきたことなのですが、

 

自己紹介が1分を過ぎたあたりから

変化が出始め、スマホを触りだしたり

指先を見たり、明らかに集中が切れて

しまっている人が現れだします。

 

2分から3分を過ぎると、8割の人は

「聞いているフリ」をしているだけの

ようです。早く話が終わらないかな、

とさえ考えているでしょう。

 

ストーリーを語ることは長く話す

ことではありません。

短くてもストーリーが感じられる

話はあります。

 

採用面接でも自己紹介を候補者に

冒頭でお願いしますが、そこで

話ができるのは1分ほど。

しかもストーリーを持たせて。

そう心得たほうがいいでしょう。

 

長い自己紹介をした時点でアウト。

次に質問をしたら、また長い話を

聞かされるのかと思うと、質問

したくなくなります。

 

お気をつけあれ。

 


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