この連載では、採用活動に関して
重視すべき方針や考え方についての
キーワードを、「いろは」ならぬ
「ABC」に絡めて取り上げ、
解説していきます。
第37回は
「Simple」
です。
記述も回答も簡潔に
履歴書・職務経歴書は採用担当者のもとに
たくさん届くので、その中から
「読んでもらえる」書類にするために
要点を絞った簡潔なものを作ろうという
動機が働く。
そのため、本当はアピールしたいことを
かなり絞って書いている場合が多い。
書類の冒頭に2-3行のサマリーを記述し、
職歴のうち新しいものから概要を並べ、
全体でもA4用紙一枚におさめるのが理想。
かなり絞らないとこうはならない。
その反動が面接で出てしまう。
スキルや実績のアピールが過ぎて、
回答のポイントがずれて、話が長くなり、
自慢話に聞こえてしまう。
特に回答のポイントがずれている、
いいえ、アピールしたいことがあるので、
関連する質問が来たら無理やりにでも
放り込もうとする人が多い。
面接官としては、質問したことに的確に、
簡潔に答えてもらいたいのがすべて。
お話しはお聞きしますが、そんな候補者は
その時点で候補からはずれてしまいますよ。