採用活動のABC Vol.41「Think different」


この連載では、採用活動に関して

重視すべき方針や考え方についての

キーワードを、「いろは」ならぬ

「ABC」に絡めて取り上げ、

解説していきます。

 

第41回

「Think different」

です。

 

多様性をもたせる

 

中途採用をする目的は

組織に多様性を持たせることです。

 

いい意味でも悪い意味でも、

新卒で入社してずっと同じ

組織で働き、他を知らない人は、

その組織に染まっています。

 

団結できる、統制が取れているといえば

聞こえはいいですが、悪く言えば

同じような行動や発想しかできない集団に

なってしまっているのかもしれません。

 

中途採用は、そこに風穴を開け

新しい風を吹き込んでくれます。

 

イノベーション

 

多様な背景やスキル、知識をもった

人が集まることでイノベーションが

おきやすいと言います。

 

成果を出し、組織に貢献できるか

どうか未知数でしかない中途採用を

受け入れる理由。

 

それは、組織内にいる人には及びも

つかない発想や考え方をもたらし、

組織を活性化させる起爆剤になることを

期待するからです。

 

事実、私も転職するたびに

「他の組織を知っている目から見て、

問題だと思うことは遠慮なく言ってほしい」

と言われていました。

 

しかし、本当に言うと、嫌な顔をされたり

意見を無視されることがほとんどでした。

 

中途採用者が違う発想や意見を言ったときに

「ウチではできない」だの「文化に合わない」

だのと遣らない理由ばかりを並べ立てる。

 

正しいか正しくないかではなく、

変化そのものを嫌い、拒否する。

これほど愚かなことはありません。

 

変わりたくないのなら、中途採用などせず

新卒採用をして組織に染め上げることを

考えるべきです。


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