採用活動のABC Vol.39「Successor」


この連載では、採用活動に関して

重視すべき方針や考え方についての

キーワードを、「いろは」ならぬ

「ABC」に絡めて取り上げ、

解説していきます。

 

第39回

「Successor」

です。

 

後任を探してはいけない

 

採用活動で最もしてはならない

ことは、現在の担当者の後任を

採用しようとすることです。

 

非常に高い確率で失敗します。

 

外部から採用する人が、組織に

合っているかどうかすら疑わしい。

 

少なからぬ人が、せっかく入った

組織に馴染めずに数カ月以内に

やめていってしまう。

それが実情です。

 

まして、すでに担当者がいてうまく

やっている仕事を引き継いで、

同じようにうまくやっていけることを

望むことは、奇跡を願うに近い

ことだとは思いませんか?

 

では、もし後任を探さなければならない

場合にすべきことはなんでしょうか?

 

外部から採用してはならないとすれば、

第一選択は「組織内から探す」ことなのか?

というとそれも違います。

 

やらなければならないのは、

 

現在の担当業務の見直しを行うことです。

 

すでに価値がなくなっている仕事を

見つけることです。

 

そして、容赦なくその仕事を廃棄することです。

 

採用には非常に高いリスクを伴います。

せっかくうまくいっている業務を

そのままやってもらう人を採用するために

行うべきことではありません。

それはやるべきことをやらないで避けているだけ。

マネージャーの職務怠慢です。


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