人生100年時代の採用 Vol.3「誰もが正社員を目指すのはいつまで?」


この連載では、ベストセラー

「LIFE SHIFT」が提唱する

人生100年時代に

「組織が人材を採用する」

ことはどのように変わって

いくか、について考えます。

 

第3回

「誰もが正社員を目指すのはいつまで?」

です。

 

2017年11月現在、正社員に限っての

有効求人倍率は1倍を超えています。

(パートアルバイト等の非正規社員も

含めれば1.5倍)

 

企業が出している求人のほうが

求職者よりも多いということで、

企業は正社員を採用したくても

出来ていないということ。

 

働く側から見れば、ミスマッチ

などの不具合が解消されれば、

正社員を望む人はだれでも

正社員になれるということ。

 

にもかかわらず、正社員になる

ことを望まない人も増えている。

働く=正社員として働く、という

関係は崩れてきている。

 

理由は、働く時間や場所の

「縛り」がきつく、わざわざ

正社員になる必要性を感じない

からではないでしょうか。

 

 

正社員になれば果てしなく残業

させられ、有給も取りづらく、

副業も禁止される。

納得いかない人事異動、評価を

下され、転勤も拒否できない。

仕事が終わった後や休日まで、

親睦会だ飲み会なんかで潰される

ことも珍しくない・・・

 

正社員になるということは、

働く場所や時間の融通を

つけにくくなるという

マイナス面がありますが、

そのことを特に負担に感じる

人が増えているということ。

 

正社員にあって非正規社員に

ないものは何でしょう?

正社員になるメリットと

言ってもいいですが・・・

 

ボーナス?定期昇給?昇進?

 

それもどうでしょうか?

正社員にだけ与えられている

メリットだと言えますか?

 

パートやアルバイトにもボーナスを

支給する動きは広がっていますし、

時給もどんどんアップし、高止まり

しています。

 

昇進はなくても、特に優秀な人は

正社員に登用される機会も多い。

 

人手不足になっているお店に派遣

されて働く「できる」パート・

アルバイトさんもいて、通常

より高い時給です。

 

もはや、正社員と非正規社員を

明確に分ける垣根は、ほとんど

なくなってきている。

 

ならば、自由の利く非正規社員の

ままでいてある程度のお金を稼ぎ、

自由になる時間を自分の知識や

スキルの向上に努めることや、

やりたいことに費やす人が

増えるのも自然の流れです。

 

企業側も、正社員として人を

採用することばかりを考えて

いては、多様化するニーズに

応えることができず、いつまで

たっても人材採用ができない

時代はすぐそこまで来ています。

 

社長のほかには正社員が一人も

いない企業も珍しくなくなる。

 

働くということの再定義が

必要なのかもしれません。

 

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