この連載では、ベストセラー
「LIFE SHIFT」が提唱する
人生100年時代に
「組織が人材を採用する」
ことはどのように変わって
いくか、について考えます。
第4回は
「働くのは何歳まで?」
です。
お金が足りない?
人生が長くなるということは、
生きていくために必要なお金も
増えることを意味します。
そして、そのお金を稼ぐために、
働く期間が長くなるということも
意味します。
「LIFE SHIFT」では、
多くの人が80歳を超えても
働き続けることになる
と言っています。
2017年現在、多くの組織では
定年は60歳に設定されている。
希望する人に対しては65歳
までの再雇用が義務付けられて
いるとう運用でしょう。
これでは、たとえ65歳まで
働いたとしても、100歳まで
35年もあります。
その35年間、年金と貯蓄だけで
生きていくことはできるでしょうか?
現在すでに「引退」している世代の
方々には可能なことなのかもしれません。
しかし、これから迎える方はどうでしょう?
「LIFE SHIFT」ではそのあたりの
試算もされており、たとえば
現役時代に収入の17.2%を貯蓄に
回していたとしても、引退後の
生活資金は現役時代の50%に
抑えなければならない。
そもそも収入の17.2%を、
現役時代の40年以上に
わたって貯蓄に回すのは
不可能に近いでしょう。
独身時代ならまだしも、結婚し
子どもが出来てお金が掛かる
期間に差し掛かればどうでしょう?
不可能ではないですか?
肉体労働ができなくなっても
多くの人が80歳を超えてまで
生きていくために働くことに
なる時代。
しかし、年齢が高くなるにつれて
出来なくなる仕事も増えて
いきます。
サービス業での接客や清掃業務、
運送業での肉体労働を死ぬまで
続けるのは現実的ではないでしょう。
ならば、体ではなく頭を使う、
自分は知識や経験を提供し、
実際の作業は他の人に動いて
もらう働き方ができる必要が
あります。
いきなり「高齢になっても働く
必要がある時代」に放り込まれる
わけではありません。
今からなら、そのための準備が
できるのではないでしょうか?
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