この連載では、ベストセラー
「LIFE SHIFT」が提唱する
人生100年時代に
「組織が人材を採用する」
ことはどのように変わって
いくか、について考えます。
第7回は
「給与の重要性は?」
です。
高い給与がいいですか?
2017年現在、人手不足です。
多くの企業や組織は人材採用に
苦戦し、あの手この手を使って
優秀な人材を確保しようとして
躍起になっています。
人材獲得のための1つの方法
として「高い給与を提示する」
ことが挙げられます。
他の条件がすべて同じなら、
高い給与を提示したほうに
人は流れるでしょう。
給与の金額は、その人の経験や
スキルに対する評価であり、
それが高いに越したことはない。
給与金額を高く設定するのは、
採用現場では有効な手段の
1つであると言えそうです。
人生100年時代という観点
からしても、より多くのお金が
必要になってきますから、
高い給与を支払ってくれる所に
行くのは理にかなっている、
と言えるでしょう。
長い目で見る
しかし、人生100年時代には
1つの組織で働くことは想定
しないほうがよく、さらに、
いったん身に着けた知識や
スキルだけで一生食べていける
ことも期待しないほうがいい。
持っているスキルも経験も
遅かれ早かれ陳腐化し、価値が
ないものになってしまう。
しかもそのスピードは速い。
価値がなくなれば、それに対して
高い給与が支払われることも
なくなります。
このことに気づいている人は、
必ずしも、現時点での給与の
高さだけを求めない。
それよりも、長い目で見て、
得られる知識やスキルに価値を
見出し、目を向けて働く場所を
選択していくことでしょう。
人生100年時代の採用は、
成長の機会や得られる経験、
スキルが多くある場所を
いかに作ることができるかに
かかっている。
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