人生100年時代の採用 Vol.13「『若い高齢者』の採用」


この連載では、ベストセラー

「LIFE SHIFT」が提唱する

人生100年時代に

「組織が人材を採用する」

ことはどのように変わって

いくか、について考えます。

 

第13回

「『若い高齢者』の採用

です。

 

2042年がピークの超高齢社会

 

「未来の年表」という本によれば、

日本で最も65歳以上の高齢者が

多くなるのが2042年。

 

2017年現在で40代になっている

団塊ジュニア世代は人口が多い。

この世代がすべて高齢者の仲間入り

をするためです。

 

その時の高齢者は4000万人。

 

日本の総人口はそのころには

1億1千万人ほどと、現在よりも

1700万人ほど減るのに、

高齢者人口は600万人ほど

増えてしまうのです。

 

当然、現役世代が急速に少なく

なっていくので、高齢者といえども

カンタンには引退できないという

時代になります。

 

65歳で働くのをやめてもらっては

困るということになるかもしれない。

 

75歳でも若い?

 

現在のように、

65歳以上は高齢者、

75歳以上は後期高齢者

という区分はありますが、

それは行政上のこと。

 

これからは、働ける高齢者か

働けない高齢者かという

区分がされるかもしれない。

 

高齢者という範疇の中でも

「若い」「年を取っている」

というカテゴリーに分けて

考えられ、若い高齢者には

働く場所を積極的に提供していく

ことが求められる時代になる。

 

「若い」高齢者を採用し、

戦力として活用することが

組織に求められていく。

できない組織が淘汰されていく。

 

 

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