この連載では、ベストセラー
「LIFE SHIFT」が提唱する
人生100年時代に
「組織が人材を採用する」
ことはどのように変わって
いくか、について考えます。
第19回は
「面接が不要になる?」
です。
面接は何のためにするか
新卒でも中途でも、採用する人は
「その組織のためだけに働く」
ということが前提です。
そして、ついこの間までは、
よほどのことがない限り
定年まで同じ組織で長く
働くことが当たり前でした。
「自らの組織のためだけに」
「長い期間働いてくれる」
そんな人を採用するからこそ、
採用面接はどの組織でも慎重に
行われ、何度も吟味がされる。
しかし「同じ組織で長く働く」
という部分は、もうすでに崩壊
してしまいました。
すでにここ20年、新卒で入った
会社を3年以内に退職する割合は
30%を超え続けています。
新卒で入った会社で定年まで
働こうと考えている人は、
あまりいないのではない
でしょうか。
早いうちに組織を去ることを
前提にして働いている人の
ほうが多数派になりつつある
のかもしれません。
そして今の時代、本人はその
つもりでも、組織のほうが
どんどん寿命を縮めている。
採用した人に長く働いてもらい
たくても、肝心の組織のほうが
先になくなってしまう。
そこに危機感を感じ、副業を
始める人も相次いでいます。
禁止していた組織も、副業を
解禁する動きが加速している。
面接に効果はあるのか?
幹部の採用や、事業運営の根幹に
関わる仕事をする人の採用でも
なければ、時間も手間もかかる
面接をする必要もない。
今まで慎重に面接をやってきたのに
すぐに辞めてしまう人間が後を
絶たない。
面接をして果たして効果が
本当にあるか?
ならば、適性検査や過去の実績など
だけで判断しても大差ない。
面接を慎重にしてもしなくても、
どのみち短い付き合いだ。
そんな考え方をする組織が
現れてもおかしくない。
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