組織内研修としての「読書会」 Vol.15「小さくても行動を起こせる」


「本を読むだけ?」ーー

知識を得ることを目的として

本を読むのも1つのやり方です。

しかし、得た知識は行動に

移してこそ大きな価値を生む。

 

Baby Step

 

読書会で知識は得られる。

本からも、他の参加者からも

今までの自分では知りえなかった

知識を得ることができる。

 

それは確かなことですが、

そこで終わらせては、読書会の

意義が半減してしまいます。

 

そこで、読書会の最後に

「明日にでもできる」簡単な

行動を決めてもらいます。

 

これを

「Baby Step」

と言います。

 

行動できないパターン

 

およそ、行動できない場合に

たどるパターンは下記の

ようなものではないでしょうか。

 

目標がすぐに行動に取りかかる

ことに対して大き過ぎることが

多く、何から手をつけていいのか

わからない。

 

目標を決めた時がテンションの

マックス状態で、それ以降は

下降線をたどるばかり。

 

そうこうしているうちに

「いつか行動しよう」と思っては

いるものの何にも手を付けない

 

そして、目標が目標のままで

終わってしまう・・・

 

ドラッカー風に言えば

「良き意図」のままで終わって

しまうことになります。

 

だからこそ、組織内で行う読書会は

すぐにでもできる行動

「Baby Step」を決めることが

何よりも重要です。

 

研修の「一番の問題」

 

それは、研修に行っただけなのに、

「問題が解決したように錯覚する」

「行動した気になってしまう」

ことです。

 

実際は、何も変わっていません。

研修参加者の脳みそのしわが

一つ増えたかもしれないですが、

そんなことを組織が望んでいる

わけではありません。

 

得た知識を使って行動し、

成果をあげてもらうために

研修をしている。それ以外の

目的はありません。

 

そのためには、なんでもいい。

行動を起こすことを求めることが

近道です。

 

研修として読書会をして、

得た知識を行動にしてもらう

ために「Baby Step」を

決める意義は大きいと

思いませんか?

 


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