採用活動のABC Vol.9「Empathy」


この連載では、採用活動に関して

重視すべき方針や考え方についての

キーワードを、「いろは」ならぬ

「ABC」に絡めて取り上げ、

解説していきます。

 

第9回

「Empathy」

です。

 

共感できる採用担当?

 

私は1000人以上の面接を

行ってきましたが、正直言って

候補者の退職理由に共感できた

ことは、ほんの一握りだった

ように思います。

 

もちろん同情したことはあります。

会社が倒産したとか、

ひどいパワハラがあったとか、

長時間残業をしても残業代だ出ないとか。

やむにやまれぬ事情で退職に

追い込まれた人は確かに存在します。

 

しかしそれ以外は、いくら言葉を

飾っても

 

「人間関係が嫌だった」

「上司とうまくいかなかった」

「給与待遇に不満だった」

 

これらの理由であることが

ほとんどです。

 

これらのことが理由で退職するのが

悪いということではありません。

立派に退職理由として成立して

いますし、私もそんな理由で退職を

繰り返してきたから、よくわかります。

 

「面接を受ける側」「面接をする側」

両方の経験から得た結論は、

退職するのに、たいした理由なんかない。

前向きな退職理由なんかない。

ということです。

 

「新しいステージで自分の可能性を

試してみたかった」

「もっと自分を活かせる場所が

あるのではないかと思った」

 

そんなごまかしはもう聞きたくないです。

正直に話してくれたほうが、よほど

面接官の共感を得ることができる

 


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