この連載では、採用活動に関して
重視すべき方針や考え方についての
キーワードを、「いろは」ならぬ
「ABC」に絡めて取り上げ、
解説していきます。
第12回は
「High-Demand」
です。
採用には時間もお金もかかる
優秀で圧倒的な成果を出す
「ハイパフォーマー(High-Performer)」は、
極めて需要が高い
「ハイデマンド(High-Demand」
でもあります。
いわゆる「引っ張りだこ」だと
いうことです。
そして、たいていの場合、すでに
他の企業や組織で活躍しています。
そんな人材を採用するのに時間もお金も
かけないで何とかしようというのは、
どうかしています。
人気のあるバンドのライブチケットや、
ブランドバックには需要があるからこそ
高い価値がついているのです。
人材も同じ。
採用に時間もお金もかけなければ、
それなりの人材しか採用できないのは
当たり前です。
時には奇跡が起こって、優秀な人材が
採用できてしまうこともあるし、
そんな話を聴くこともあるでしょう。
奇跡を願うのがまずいのは、
めったに起きないからではない。
あてにできないからなのです。