究極の選択!? どちらを採用しよう? 第2回 「大企業出身のスペシャリストVS中小企業出身のゼネラリスト」
中小企業にとって大企業出身者の経験は得難いものがあります。
スペシャリストとしてのスキルも高いものがある場合が多く、
即戦力として期待されます。
しかし、大企業と中小企業では職場環境がかなり違うため、
うまくいかないことが多いです。
思ったほど活躍しない「がっかり採用」になりがちです。
サカマキ HRE Works 代表 中小企業診断士・酒巻秀宜
新規顧客開拓営業と総務人事の「両利き」ハイブリッドな知恵と経験から、売上につながる組織作りを推進する「月20万円~で活用できる人事課長」
中小企業にとって大企業出身者の経験は得難いものがあります。
スペシャリストとしてのスキルも高いものがある場合が多く、
即戦力として期待されます。
しかし、大企業と中小企業では職場環境がかなり違うため、
うまくいかないことが多いです。
思ったほど活躍しない「がっかり採用」になりがちです。
投げかけた質問に対する答えが的を射ていない。
そういう場合は、質問の意味が分かっていないことのほかに
二つ原因が考えられますが、いずれにしても何かを隠そうとしています。
メールでもやり取りできる履歴書を
なぜ手書きで提出してもらうのか?
手書き履歴書は思う以上に、その人のことを
雄弁に語ってくれるからです。
質疑応答だけが面接ではありません。
「面接はこれで終了です」と告げた後の
行動でも、候補者は面接されているのです。
年長者の話が長いのはよくあることです。校長先生の話や
結婚式の乾杯の音頭でよく経験することですね。
採用面接でも話が長い候補者がいますが、それには
なにかを隠したいという意図があります。
採用面接では候補者の人となりを見極めることももちろんですが、
話に嘘や誇張が混じっていないかを見極めることも重要です。
「なんか」「まあ」など、つなぎ言葉が多い候補者は要注意。
その場で話を作っている可能性があります。
面接はお互いが求める条件が折り合うか
どうかを確認する場です。
たとえ面接の途中であっても、折り合わない
とわかったら、それ以上面接を続ける必要が
あるでしょうか?
退職する理由は複数あるものです。
4回転職している私の経験からも、たった一つの
理由だけではありません。
しかし「決定打」と言える理由はあります。
それこそが、人の「ゆるぎない価値観」を表しています。
仕事ができる人がそうでないかの違いは、
生まれ持った能力の違いではない。
現状に疑問を持つ能力の違いによるものです。
採用面接では失敗談については
ぜひともしておきたい質問です。
なかでも「最大の」失敗を尋ねることが
効果が高い。その理由は・・・?