採用面接の「格言」第7回 「失敗を語れない人は危険」
失敗経験はだれにでもありますが、それをどのように
語るかで評価が変わります。
失敗は胸を張って語ることが重要です。
サカマキ HRE Works 代表 中小企業診断士・酒巻秀宜
新規顧客開拓営業と総務人事の「両利き」ハイブリッドな知恵と経験から、売上につながる組織作りを推進する「月20万円~で活用できる人事課長」
失敗経験はだれにでもありますが、それをどのように
語るかで評価が変わります。
失敗は胸を張って語ることが重要です。
候補者も面接官も、面接では多かれ少なかれウソをつきます。
しかし、そのウソの性質は異なります。
候補者は自分をよく見せようとウソをつき、
面接官は悪く見られないようにウソをつきます。
この二つ、同じように見えて決定的に違うことがあります。
面接官や面接内容へのクレームは、面接官本人に直接来ることはありません。
会社や上司やなど面接官の弱点を突くような方法でクレームが寄せられます。
面接官は相当のダメージを食らいますが、そんなことをするより面接の場で
わかりあうようお互いに努力することはできないものでしょうか?
候補者は他企業の面接も受けていて、本命はあなたの会社では
ないかもしれません。浮気相手にすぎないかもしれないと
覚悟をしておくほうが間違いがないでしょう。
「内定者」と「入社予定者」との間には大きな隔たりがあります。
この2つの状態間の移行は簡単ではありません。
時に状況を見誤ると「入社する気のない内定者」に振り回されます。
ある時点で、思い切って切り捨てる勇気が必要です。
レジュメ(履歴書・職務経歴書)でも面接でも、候補者は嘘をつきます。
その嘘を見破る方法の一つが「周囲の意見」です。
面接の質問は、候補者の周囲の人の意見を訊くことを意識した
質問の仕方をするようにしましょう。
言葉の乱れと服装の乱れはセットのように思われがちですが、
採用面接の場合は違います。
言葉遣いの乱れは面接に行くからと言ってすぐに
真剣に面接に取り組んでくれない面接官に
あたってしまうほどつらいことはありません。
一見すればそんな風に見えなくても、この
質問をすることによって「不真面目面接官」
あぶり出し、貴重な時間を浪費することを
回避することができます。
投げかけた質問に対する答えが的を射ていない。
そういう場合は、質問の意味が分かっていないことのほかに
二つ原因が考えられますが、いずれにしても何かを隠そうとしています。
メールでもやり取りできる履歴書を
なぜ手書きで提出してもらうのか?
手書き履歴書は思う以上に、その人のことを
雄弁に語ってくれるからです。