即不採用にすべき候補者 VOL.1「研修クレクレ」
採用面接でどんな研修があるのか熱心にききたがる候補者は、一見すると意欲的で積極的で「良さそう」に見えますが・・・
採用しないほうがいいですね。
サカマキ HRE Works 代表 中小企業診断士・酒巻秀宜
新規顧客開拓営業と総務人事の「両利き」ハイブリッドな知恵と経験から、売上につながる組織作りを推進する「月20万円~で活用できる人事課長」
後編です。採用面接で、退職理由よりも重視したいことについて考えます。
採用面接で、まるで通過儀礼のように行われる質問「退職理由はなんですか?」
なぜこの質問をするのか、その意味を一度考えてみませんか?
企業文化は外からはうかがい知るのが難しいものです。採用面接は、候補者にとって企業文化を確認をする唯一の場でもあります。ここで、候補者から質問されるまでもなく
履歴書にも、こちらからの質問に対する答えでも、候補者はウソをつきます。経歴詐称のような明らかなウソではなく、
「拡大解釈」や「自分に都合の良い話」をしています。そのことを見越したうえで採用面接をする必要があります。
採用面接では、たいしたスキルや経験ではないのに、アピールだけはうまい人に騙されないようにしたいものです。
もし可能なら、口だけでなく実際にやってもらう機会を設けたい。ミスコンの水着審査のように、スリーサイズの申告などより「実際に見せてくれ」ということです。
直接会って話をせずTELやSkypeで面接をしても
よく相手のことはわからないという意見もあるでしょう。
しかし、ハイパフォーマーは忙しく時間が取れないことも多い。
もちろん最終的には直に会うことが必要ですが、初回はTELやSkypeでも
全く問題ありません。
面接の所用時間はあらかじめ決まっていますが、
その時間に縛られる必要はありません。
もしお互いの求める条件が折り合わないということが判明したら、たとえ
5分しか経っていなくても面接を終了させることです。
どれくらいの年収が支払われるかというお金の話は面接では避けられがちです。
しかし、最終的には避けられない話題ですし、この点が折わないなら入社に
至ることはありません。最初にコンセンサスを取っておきましょう。
採用面接では「好き嫌い」という判断基準避けるべきとされています。
しかし、本当にそうでしょうか?末永く一緒に働く人なのですから、好き嫌いも
立派な判断基準になり得ます。