ATTENTION!!その言動、危険です 第3回「帰り際の動作が遅い」
質疑応答だけが面接ではありません。
「面接はこれで終了です」と告げた後の
行動でも、候補者は面接されているのです。
サカマキ HRE Works 代表 中小企業診断士・酒巻秀宜
新規顧客開拓営業と総務人事の「両利き」ハイブリッドな知恵と経験から、売上につながる組織作りを推進する「月20万円~で活用できる人事課長」
質疑応答だけが面接ではありません。
「面接はこれで終了です」と告げた後の
行動でも、候補者は面接されているのです。
退職する理由は複数あるものです。
4回転職している私の経験からも、たった一つの
理由だけではありません。
しかし「決定打」と言える理由はあります。
それこそが、人の「ゆるぎない価値観」を表しています。
仕事ができる人がそうでないかの違いは、
生まれ持った能力の違いではない。
現状に疑問を持つ能力の違いによるものです。
入社を希望して面接に臨んでいる以上、
候補者は質問されたことには
基本答える必要があります。
だから面接官のほうが有利だと言えるのでしょうか?
内定辞退は採用担当者にとって痛恨です。
しかし、責任を問われることはなく
原因も究明されない。
不可抗力で済まされるのですが、
果たしてそうでしょうか?
単なる好き嫌いで採用するかしないかを
判断するのは間違っているのでしょうか?
好き嫌いで決めるのは主観的な基準によって決めるということですが、
果たして不公平なことでしょうか?
たしかに面接は難しいものです。
だれがやっても確実な評価は難しいのかも
しれません。
だからと言って、面接官はだれもがやっていい
ということにはならないのですが・・・
転職をしたことがなく、最初に就職した会社に
勤めている人のほうが少数派という時代になりました。
そんな中、転職回数が多いということを
どう扱えばいいでしょうか?
応募者が多いほうが優秀な人がその中にいる可能性は高い。
しかし、それで喜んでいていいのでしょうか?
応募が多ければその分、しっかりとした選考基準で選ばないと
最適な人を選び出せない危険が高まります。
応募者個人のご事情は採用選考には
影響しないと言いたいところですが、
評価する側も人間です。影響します。
しかも意外な方向に影響してしまいます。