あなたの会社の求人が「既読スルー」される理由 第1回「良いことばかり書かれている」
求人にはできるだけ良いことを書いて、応募をできるだけ
集めたいという気持ちが働くのは自然なことです。
しかし、「悪い部分」も同じくらい書いて求職者の
判断材料をできるだけバランスよく提供するという
考え方が必要です。
サカマキ HRE Works 代表 中小企業診断士・酒巻秀宜
新規顧客開拓営業と総務人事の「両利き」ハイブリッドな知恵と経験から、売上につながる組織作りを推進する「月20万円~で活用できる人事課長」
求人にはできるだけ良いことを書いて、応募をできるだけ
集めたいという気持ちが働くのは自然なことです。
しかし、「悪い部分」も同じくらい書いて求職者の
判断材料をできるだけバランスよく提供するという
考え方が必要です。
投げかけた質問に対する答えが的を射ていない。
そういう場合は、質問の意味が分かっていないことのほかに
二つ原因が考えられますが、いずれにしても何かを隠そうとしています。
内定辞退は採用担当者にとって痛恨です。
しかし、責任を問われることはなく
原因も究明されない。
不可抗力で済まされるのですが、
果たしてそうでしょうか?
売り手市場が続く2017年。
採用される側としては、少しでも条件のいい
企業に入るチャンスだと考える。
大手指向の求職者が増えているので中小企業は不利。
果たして本当にそうでしょうか?
単なる好き嫌いで採用するかしないかを
判断するのは間違っているのでしょうか?
好き嫌いで決めるのは主観的な基準によって決めるということですが、
果たして不公平なことでしょうか?
たしかに面接は難しいものです。
だれがやっても確実な評価は難しいのかも
しれません。
だからと言って、面接官はだれもがやっていい
ということにはならないのですが・・・
転職をしたことがなく、最初に就職した会社に
勤めている人のほうが少数派という時代になりました。
そんな中、転職回数が多いということを
どう扱えばいいでしょうか?
面接に限らず「第一印象」は重要です。
第一印象と最初の数分で評価が
固まり、いったん悪印象を持たれると、
それを覆すのは難しい。
しかし・・・?
内定者が入社してくれるよう
「口説く」のも採用担当としての重要な仕事で、
採用担当者の熱心さによって、内定者が
入社意志を固めるかどうかが決まる。
果たして本当にそうでしょうか?
応募者が多いほうが優秀な人がその中にいる可能性は高い。
しかし、それで喜んでいていいのでしょうか?
応募が多ければその分、しっかりとした選考基準で選ばないと
最適な人を選び出せない危険が高まります。